柴山 拓郎
柴山
拓郎
1971年東京生まれ。東京音楽大学大学院,東京芸術大学大学院美術研究科後期博士課程(先端芸術表現領域)修了。修士(音楽),博士(美術)。
大学在学中から一貫して西洋的な現代音楽路線とは一定の距離を置き,時間構造の展開を拒むモノトーンで質的な作風にこだわる,1994年第62回日本音楽コンクール,1994年秋吉台国際作曲賞に入選。2007年第34回ブルジュ国際電子音響音楽コンクール,2012年ICMC(国際コンピュータ音楽会議)に入選.美術家井上尚子氏との協同は十数年にわたり,視覚・聴覚・視覚などの身体感覚を統合するインスタレーションやプロジェクトを多数制作。
現在人間の推論と予期的情動がどのように未来や社会の新たな秩序を形成するのかというシステム創発に関する諸問題について,工学・心理学・認知科学等の研究者と共同研究を進めている.東京電機大学理工学部専任講師のほか,大阪芸術大学,常葉学園大学,国際基督教大学,女子美術大学非常勤講師を兼任.