Canceller X – LL – Jul.2017

Reviewed by LL – in  5.Jul.2017
http://listening-log.hatenablog.com/entry/2017/07/05/201038

電子音響/アンビエント。昨年の『cleaner 583』と通じる部分はありつつもこちらはより音が点描的に鳴る場面が多い印象で、それらの音が音階(=12音とは限らない)を形成する場面も耳につく。あと点描的に鳴るって書いたけどそれらの音にはかなり深めに空間系(主にリバーブ)がかけられているケースが多く、音と音の隙間を確保するためというよりはそれが鳴っている空間の特徴をより深く印象づけることに意識があるのかなと。全体通して深い洞窟の中のような鳴り。石上和也さんはアカデミックな流れにあるミュージック・コンクレートも制作される方だけど(というかむしろそちらが専門?)、そういった方面での制作と今作のようなアンビエント寄りの制作では空間系の用い方の違いなんかがかなりありそうだなあと思った。